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M1N1:0range0
¥2,000
「 M1N1:0range0 」 S1kakuシリーズよりもより小さいアクリルブロックのシリーズです。 どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。 □商品情報□ サイズ(mm) H:80 W:50 D:15 素材 典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 技法 木版画
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S1kaku:Gr4in
¥5,000
「 S1kaku:Gr4in」 どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。 □商品情報□ サイズ(mm) H:125 W:75 D:10 素材 典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 技法 木版画
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S1kaku:S1r0
¥5,000
「 S1kaku:S1r0 」 どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。 □商品情報□ サイズ(mm) H:125 W:75 D:15 素材 典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 技法 木版画
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M1N1:Cr3st
¥2,000
「 M1N1:Cr3st 」 S1kakuシリーズよりもより小さいアクリルブロックのシリーズです。 どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。 □商品情報□ サイズ(mm) H:80 W:50 D:15 素材 典具帖紙、リトグラフインク、樹脂、紙テープ 技法 木版画
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ha1f S1kaku:L1gn
¥3,000
「 ha1f S1kaku:L1gn 」 S1kakuシリーズより小さく、M1N1シリーズよりは大きい。 そんな中間サイズの ha1f S1kakuシリーズの登場です。 どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。 □商品情報□ サイズ(mm) H:95 W:60 D:15 素材 典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 技法 木版画
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S1kaku:T1ssue
¥5,000
「 S1kaku:T1ssue 」 どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。 □商品情報□ サイズ(mm) H:125 W:75 D:15 素材 典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 技法 木版画
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〈Archive〉ha1f S1kaku:P0lymer
¥3,000
SOLD OUT
「どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。」 〈 ha1f S1kaku:P0lymer 〉 2024|木版画、樹脂封入|H:95 W:60 D:15 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 ha1f S1kaku:P0lymer」について この作品は、2024年度版画協会展で発表した大型シリーズの一部です。 「空白を生み出すこと」をテーマに、密度の高い部分と空白の境界がどのように作用するかを探りながら制作しました。 空白を置くことで素材である典具帖紙の表情が立ち上がり、繊維の複雑なゆらぎと彫った線の緻密さが混ざり合い、結果として“情報の波”のようなイメージに収束しています。 ● この作品で大事にしたこと 裏テーマとして「情報の波」というイメージを置いていたため、青海波や潮合のような、揺らぎや連なりを持つ模様を意識しました。 これらの紋様に込められてきた「永く続く幸せ」や「平穏への願い」のように、この作品から、日々の中にある小さな気づきや静かな幸せを感じ取っていただければ嬉しく思います。
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〈Archive〉ha1f S1kaku:L1nea
¥3,000
SOLD OUT
「どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。」 〈 ha1f S1kaku:L1nea 〉 2023|木版画、樹脂封入|H:95 W:60 D:15 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 ha1f S1kaku:L1nea」について この作品は、学生時代に制作していた“現在の表現スタイルの原点”ともいえる作品の一部を切り取ったものです。 当時は人間の身体そのものに強い興味があり、骨格や臓器の構造を理解するために、ひたすら身体の内部をテーマに制作していました。 その後、関心は「身体の構造」から「人間の生活や感受性」へと大きく移り変わっていきます。 この作品では、その変化が自分の中でどのように起こったのか…身体的テーマから感情的テーマへ移行する過程を“メモを取るように”切り抜き、形にしています。 ● この作品で大事にしたこと 昔の自分が作品から感じていた魅力と、現在の自分が感じるもの。その両方に通じる“変わらない軸”を探ることを大切にしました。 かつては「人間の身体そのもの」に惹かれていましたが、現在は「人間の感受性」というより概念的なテーマへと発展しています。 しかし、その変化の中にも通底する感性が確かに存在していて、その“自分の核”を見つめ直しながら制作した作品です。
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〈Archive〉M1N1:MYnature
¥2,000
SOLD OUT
「どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。」 〈 M1N1:MYnature 〉 2024|木版画、樹脂封入|H:80 W:50 D:10 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 M1N1:MYnature」について この作品は、大学卒業後すぐに自分がつかんだ表現を手放さないために制作した作品の一部を切り取ったものです。 社会に出て作家として歩み始める中で、停滞しないようにという思いから、すぐに公募へ向けて制作に取りかかった作品でもあります。 内臓のように入り組みながらも秩序を保つ画面を、緻密な線で埋めていく過程は、いつしか何かの生命をつくっているような感覚へと変化していきました。 完成した作品は、まるで呼吸しているかのように表情を変え続け、その「生き物」を細胞採取のようなイメージで切り取り、現在の作品として封入しています。 ● この作品で大事にしたこと 当時強く感じていた「生き物のようなもの」という印象を大切にし、炎から煙が立ち上るような“命の灯火”を意識して切り取っています。 その命の炎が空気の隙間を通り、新たな生命へと変化していく。 そんな連続する生命のイメージを作品に重ねながら制作しました。
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〈Archive〉S1kaku:α
¥3,000
SOLD OUT
〈 S1kaku:α 〉 2022|木版画、樹脂封入|H:125 W:75 D:10 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂、プラスチックボンド ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 S1kaku:α」について この作品は、現在のスタイルを確立する少し前に制作した作品の一部を切り取ったものです。 書道用の半紙を用いた中型の長方形作品で、元の作品は樹脂封入を行わず、紙そのものを展示するという、いわば「プロトタイプ」の位置づけにあたります。 線の彫りもまだ荒々しく、どこか野生的で本能に近い、説明を超えた純粋な表現が強く残っていました。 その力感がもっとも生きている部分を切り取り、現在の小作品として再構築しています。 ● この作品で大事にしたこと この作品では、現在使用している典具帖紙ではなく書道用の半紙を使っているため、その素材特有の存在感を損なわないことを大切にしました。 半紙は典具帖紙と異なり、樹脂を流しても白の強さが濁らず残り続けます。その力強い“白”は年輪のように積み重なる時間や自然の生命力を思わせ、 その印象を生かした形で封入・仕上げを行っています。 ※ この作品は、現在の小作品シリーズを形づくるきっかけとなった重要な一作でもあります。
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〈Archive〉S1kaku:β
¥3,000
SOLD OUT
〈 S1kaku:β 〉 2022|木版画、樹脂封入|H:125 W:75 D:10 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂、プラスチックボンド ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 S1kaku:β」について この作品は、「S1kaku:α」と対になる形で制作したものです。 同じベース作品から切り抜いていますが、力強さの中にも異なる表情が潜んでいる点に着目し、静と動の対比を意識して構成しました。 「S1kaku:α」が年輪のような力感を持つ一方で、この「S1kaku:β」では空気の流れのような“透明感”を特に強く感じています。 その印象を損なわないよう、大きな変化のある線を避け、淡く連続する線の気配が保たれた部分を選んで切り取っています ● この作品で大事にしたこと 対作品としての関係性がしっかり成立するよう、表現のコントロールを大切にしました。 「S1kaku:α」の荒々しくダイナミックな線に対し、「S1kaku:β」では動きを抑え、画面の外へと静かに広がっていくような繊細な余韻を意識して制作しています。 ※ この作品は、現在の小作品シリーズを形づくるきっかけとなった重要な一作でもあります。
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〈Archive〉S1kaku:δ
¥3,000
SOLD OUT
〈 S1kaku:δ 〉 2022|木版画、樹脂封入|H:125 W:75 D:10 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 S1kaku:δ」について この作品は、海外展示のために制作した中型作品から切り取ったものです。 緻密な線の集積の中にぽつんと現れるひとつの空白が、太陽のようにも、ブラックホールのようにも見え、視点によって表情を変える不思議な存在感を放っていました。 大きな作品ではありませんでしたが、その空白があるだけで、作品全体の重心が生まれ、画面の密度と余白が強いコントラストを作り出していました。 今回は、その独特の空白の魅力をそのまま切り取り、小作品として再構成しています。 ● この作品で大事にしたこと 緻密な線の世界にぽつんと現れる空白、このバランスが壊れないよう細心の注意を払って制作しました。 空白を中心から少しずらすことで、均整ではない自然な違和感をつくり、機械的ではない生きたリズムを保つよう意識しています。 緻密さと空白、規則と不規則。その狭間に生まれるわずかな揺らぎを大事にしています。
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〈Archive〉S1kaku:ε
¥3,000
SOLD OUT
〈 S1kaku:ε 〉 2022|木版画、樹脂封入|H:125 W:75 D:10 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂、プラスチックボンド ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 S1kaku:ε 」について この作品は、海外展示用の作品を制作していた際、飽きを防ぐために同時進行で手を動かしていた別の作品から切り取ったものです。 私はひとつの作品に集中しすぎるとどうしても気持ちが停滞してしまうため、2〜3枚を同時に進めることがあります。 同時期に制作していた別作品が「空白の存在」を軸にしていたのに対し、こちらはその空白すら飲み込むようなねじれの動きをテーマにしています。 幕がめくれ、新しい世界が立ち上がる瞬間のような、見えない世界への入口が開くような感覚を強く覚えました。 その印象が最も凝縮された部分を切り取り、小作品として仕立てています。 ● この作品で大事にしたこと ねじれによって線が集まり、また広がっていく…その動きがシーン転換のように見える感覚を大切にしました。 切り取る位置も、ねじれから世界が開けていくようにも、吸い込まれていくようにも読める、解釈が揺れる場所を選んでいます。 広がりと集中、その両方を許すバランスを意識して制作しています。
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〈Archive〉S1kaku:ζ
¥3,000
SOLD OUT
〈 S1kaku:ζ 〉 2022|木版画、樹脂封入|H:125 W:75 D:10 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 S1kaku:ζ 」について この作品は、学生時代に制作した版画をもう一度掘り下げ、刷り直したものから切り取って仕立てた小作品です。 時間の歪みのようにうねる線の上に、動きの少ない太い線を上彫りし、あえて境界が交差するような表現を意識しました。 どれほど不規則で揺らぎのある瞬間を経験しても、時間そのものは変わらず流れ続けていく。 そんな「歪みの中の平等性」に惹かれ、それをひとつの画面に共存させたいという思いから生まれた作品です。 その対比が最も自然に表れている部分を選び、小作品として封じ込めています。 ● この作品で大事にしたこと 時間の流れと、その中で蓄積していく体験や感情を線として表現することを大切にしました。 一見なめらかに見えても、細部では歪みが生じていたり、線と線の間隔が乱れていたりする。 そこに、太く揺らがない線がすっと通り抜けることで、変化と不変が同時に存在する感覚を強調しています。 切り取る位置も、広がりや揺らぎと、静かな軸のような線が自然に共存している箇所を選びました。
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〈Archive〉g1as:s1
¥4,000
SOLD OUT
〈 g1as:s1 〉 2023|木版画、樹脂封入|H:127 W:90 D:1 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂、ガラス板 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、ガラス板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のガラス板の間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 g1as:s1 」について この作品は「S1kaku:ζ」と同じ版から切り取って仕立てた小作品です。 ただし、「S1kaku:ζ」に使用した箇所とは異なり、こちらには太い線が一切入っておらず、緻密で揺らぎのある細い線だけが画面を構成しています。 時間の流れに縛られず、思考が延々とこねくり返されていくような状態、誰にでも訪れるその純粋な内側を象徴する部分を抽出したいと考え、太い線の影響が及んでいない画面を選び、切り取りました。 ● この作品で大事にしたこと この作品とは、少し観察に近い距離感で向き合っていました。 そのため、シャーレやプレパラートを覗き込むような、研究標本のような静けさを感じられる表現を意識しました。 ちょうど自分自身が「作品とどう向き合うのか」を深く考えていた時期でもあり、対象をじっと見つめ、形になる前の揺らぎをすくい取るような感覚を作品そのものにも反映させています。
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〈Archive〉g1as:s2
¥4,000
SOLD OUT
〈 g1as:s2 〉 2023|木版画、樹脂封入|H:127 W:90 D:1 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂、ガラス板 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、ガラス板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のガラス板の間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 g1as:s2 」について この作品は「S1kaku:δ」と同じ版から切り取った小作品です。 「S1kaku:δ」で扱った空白とは異なる位置を選び、線がひとつの点へと集中していく動きに焦点を当てています。 他のアクリル作品とは違い、余白を大きめに残すことで、写真のフレーミングのような視界を絞り込む感覚を意識しました。 そのわずかな緊張感が、小作品でありながら一点の輝きを捉えるような表情をつくっています。 ● この作品で大事にしたこと 「g1as:s1」と同様に、シャーレやプレパラートを覗き込むような観測の視点を軸にしています。 一方でこの作品は、とくに 「一つのシーンを切り抜く」 ことに重点を置いています。 観測対象としてのひとつの星のように、そこだけが強く輝いて見える瞬間、そのイメージを損なわないよう、集中していく線の動きと余白のバランスを大切にしました。
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〈Archive〉S1kaku:η
¥3,000
SOLD OUT
「どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。 それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。 姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。」 〈 S1kaku:η 〉 2022|木版画、樹脂封入|H:125 W:75 D:10 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂、プラスチックボンド ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 S1kaku:η 」について この作品は、樹脂と版画を組み合わせる技法を初めて試みた際に生まれたものです。 “多様な表情の研究”というテーマで制作を進めながら、気泡の入り方、樹脂の屈折、アクリルの反射など、素材が見せる偶然性を観察していきました。 小さな断片を通して、ノスタルジックな記憶のかけらのような景色を封じ込めています。 ● この作品で大事にしたこと 切り抜かれたことで生まれる「元の全体像への想像」を楽しんでもらいたいという思いがあります。 これはどんな線の一部だったのか、どんな流れの中のひとかけらなのか、自由に想像してみてください。 そして、この断片を手にした方自身が、 “自分は何に惹かれ、何を切り取ってきたのか” という感性の豊かさを、作品を通してふと確かめてもらえたら嬉しいです。
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〈Archive〉S1kaku:θ
¥3,000
SOLD OUT
〈 S1kaku:θ 〉 2023|木版画、樹脂封入|H:125 W:75 D:5 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 1枚のアクリルブロックの裏に典具帖紙の版画を樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 S1kaku:θ 」について この作品は、学生時代に制作した版を再度刷り直し、切り取って仕立てた小作品です。 他のアクリル作品と異なり、1枚のアクリルブロックだけで構成されています。樹脂の面と、アクリルブロックを透かして見える面、この二つの見え方が異なる点が特徴で、角度によって表情が変化する構造を楽しんでいただけるようにしました。 ● この作品で大事にしたこと 樹脂の気泡を取り除く際、バーナーで表面を軽く炙る工程があります。 そのとき偶然、樹脂がわずかに焦げて色づく現象が起こりました。 当初はアクシデントとして捉えていたのですが、焦げ跡が古い写真の劣化した余白のようにも見え、時間が風化させるものの美しさ、つまり「古い記憶」の質感を思わせると感じました。 そのため、この偶然生まれたニュアンスを消さず、大切な要素として作品に取り込みました。
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〈Archive〉M1N1:α
¥2,000
SOLD OUT
〈 M1N1:α 〉 2023|木版画、樹脂封入|H:80 W:50 D:10 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂 ● 作品について 大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。 2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。 工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。 ● 制作の着想 / コンセプト 人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。 その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。 そのイメージを作品に落とし込んでいます。 ●「 M1N1:α 」について この作品は、他の作品を制作していた際に同時進行で生まれたものを切り取り、小作品として構成したものです。 当時の自分は「緻密な線だけが自分の表現なのだろうか」という疑問を抱きはじめており、そこから余白という新しい要素への挑戦が始まりました。 繊維質で筋肉のような密度の高い線と、細胞のように滑らかな空白、その対比によって、多様な感覚を司る脳の機能区分のようなイメージを重ねています。 その中でも、とくに複雑さと対比の魅力が際立つ部分を選び、小作品として切り出しました。 ● この作品で大事にしたこと 脳の機能区分というモチーフに引っ張られすぎず、自然界の細胞構造にも通じる普遍的なつながりを意識して構築しました。 異なる要素が互いに支え合いながら存在している、そんな「つながり」と「記憶の支点」のようなイメージを大切に制作しています。