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〈Archive〉ha1f S1kaku:L1nea

¥3,000 税込

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「どんなに小さいものでも、あらゆる情報が詰まっている。
それは記憶であり、経験であり、これから起こる流れのひとつである。
姿形多種多様、個々が良きすがたであるように。」


〈 ha1f S1kaku:L1nea 〉

2023|木版画、樹脂封入|H:95 W:60 D:15 (mm)|典具帖紙、リトグラフインク、樹脂

● 作品について
大きな作品の一部を切り取って、アクリル板に樹脂とともに封入した小作品です。
2枚のアクリルブロックの間に典具帖紙の版画を挟み、樹脂で固定した後、全体を研磨して仕上げています。

工程は多いですが、その分だけ試行錯誤も豊かで、完成したときに新たな表情に出会える楽しさがあります。

● 制作の着想 / コンセプト
人は日々の中で、印象深い瞬間や景色を“切り取って”記憶として残していきます。
その行為のように、膨大な情報の中から小さな断片を拾い上げ、自分だけの豊かさへ変換していく。
そのイメージを作品に落とし込んでいます。

●「 ha1f S1kaku:L1nea」について
この作品は、学生時代に制作していた“現在の表現スタイルの原点”ともいえる作品の一部を切り取ったものです。
当時は人間の身体そのものに強い興味があり、骨格や臓器の構造を理解するために、ひたすら身体の内部をテーマに制作していました。

その後、関心は「身体の構造」から「人間の生活や感受性」へと大きく移り変わっていきます。
この作品では、その変化が自分の中でどのように起こったのか…身体的テーマから感情的テーマへ移行する過程を“メモを取るように”切り抜き、形にしています。

● この作品で大事にしたこと
昔の自分が作品から感じていた魅力と、現在の自分が感じるもの。その両方に通じる“変わらない軸”を探ることを大切にしました。
かつては「人間の身体そのもの」に惹かれていましたが、現在は「人間の感受性」というより概念的なテーマへと発展しています。
しかし、その変化の中にも通底する感性が確かに存在していて、その“自分の核”を見つめ直しながら制作した作品です。

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